肩こりについて

content4

近年では、肩こりは現代病とも言われています。スマートフォンを日常的に使用し、気づけば前屈み。この姿勢をずっと続けてしまうことで、首こりや肩こりの症状が出てしまう人が多くいます。

ただ、肩こりの原因は多種多様であるため、自分の肩こりの本当の原因を把握できている人は少ないはずです。

肩こりは大きく分けて2種類あるため、肩こりの原因特定の参考にしてください。

肩こりは2種類ある

  • 病気に起因する肩こり

    病気に起因する肩こりのことを「症候性肩こり」といいます。病気といっても肩や首周りの骨や筋肉、関節などの直接的に影響があるような病気のみを指すのではありません。内臓疾患や目などの一見影響がなさそうな病気も該当します。

    例えば、近年では肩こりと「血圧」は関連性が高い可能性があると言われています。

    低血圧は肩こりにつながると考えられていましたが、近年では高血圧のほうがリスクが高いという見方が広がっており、高血圧の原因となる動脈硬化は血管を狭めて血行不良を引き起こすため、肩こりにつながることがあります。実際に高血圧の人が肩こりを訴えることは少なくありません。

    ただし、現在のところ、高血圧と肩こりの因果関係は解明されていません。しかし、血行不良は肩こりを招く可能性があることは否定できないため、正常な血圧を維持することが重要です。

  • 日常生活に起因する肩こり

    病気など原因が特定できない肩こりのことを「本態性肩こり」といい、肩こりと診断される人の大部分が該当します。血行や姿勢不良などの原因と考えられる要素はありますが、病名がない肩こりを指します。

    本態性肩こりになると考えられている原因は以下のとおりです。

    • 同じ姿勢のままのスマートフォンやパソコンの長時間使用
    • 猫背やなで肩などの姿勢不良
    • 運動不足による筋力の低下
    • 冷房などによる冷え
    • 慢性的なストレス
    • 不適切な生活習慣

    これらの原因が1つではなく複数該当することで、筋肉の緊張状態が継続したり、自律神経の乱れが引き起こされるなど、血行不良となって肩こりが引き起こされます。

スマホやパソコンの長時間使用は肩こりにつながる

肩こり

同じ姿勢の維持と眼精疲労は、スマホやパソコンの長時間使用やデスクワークなどの日常生活に原因があることが多いです。

スマホやパソコンを使用するときやデスクワークのときは、気をつけていても前傾姿勢を継続している人がほとんどです。このような肩や首に負担がかかりやすい姿勢を長時間継続すると、血行不良を起こして肩こりにつながります。

さらに、小さな文字をみていることや光源を見ている状態は、目に過度な負担がかかり、まばたきの回数が10分の1程度まで減少します。これによってドライアイとなり、眼精疲労へとつながるのです。

これで、あなたの肩こりの原因について参考になりましたでしょうか?自身でできるケアもありますが、早く改善したい人やケアすることが億劫な人などは、鍼灸院での治療もおすすめです。

東京都台東区上野にある当院では、鍼灸治療での肩こり治療を得意としております。慢性的に悩まれている人もぜひお気軽にお越しください。

一覧に戻る